こんにちは、カリママです!
「アメリカで勉強したい!」と思った時、最初に必要になるのが学生ビザ…。
でも、実際の申請手順や必要書類、面接の流れなど、初めてだと分からないことばかりですよね。
私自身、留学準備中は何度も公式サイトを読み直し、申請フォームに苦戦しました。
この記事では、F-1ビザ申請のステップを分かりやすく整理し、実際に申請を通して感じたポイントも一緒に紹介します。
これから留学を考えている方や、これからビザ面接を受ける方の参考になれば嬉しいです。
F-1ビザとは?
F-1ビザとは、アメリカで学業を目的として滞在する人のための学生ビザのことを指します。
主に大学・大学院・語学学校・専門学校など、SEVP(Student and Exchange Visitor Program)認定校にフルタイムで通う学生が対象となります。
このビザを取得すると、アメリカに合法的に滞在しながら学業に専念することができます。
ただし、就労には制限があり、キャンパス内の仕事を除き、原則として自由に働くことはできません。
また、F-1ステータスは「学業を継続している間のみ有効」なので、学校を休学・退学するとビザの効力も失われます。
F-1ビザでできること・できないこと
| F-1ビザ | できること | できないこと |
| 【学業】 | SEVP認定校に フルタイムで通う | パートタイム(半分以下)の 履修のみ |
| 【就労】 | 校内で週20時間以内の アルバイト(許可不要) | 校外での仕事(特別許可が必要) |
| 【滞在期間】 | 在学中+修了後の一定期間 (通常60日) | 無期限滞在(永住権ではない) |
| 【家族帯同】 | 配偶者・子供はF-2ビザで 帯同可能 | 家族が就労することは不可 |
F-1ビザは「勉強すること」を目的に発行されるビザなので、滞在中の活動はあくまで学業中心である必要があります。
また、退学・休学・転校などの際は、必ず学校の国際学生担当(DSO)に報告しないと、ビザステータスが失効する場合があります。
特に社会人留学生の場合、「現地で働きたい」というケースもありますが、許可なしの就労はビザ取消の対象になります。
アメリカでの滞在目的と行動の一貫性を保つことを忘れないでください。
私がF-1ビザを取得した理由
私の場合は、社会人留学でアメリカに渡ることを決めました。
留学先はカリフォルニア州サンディエゴにあるUC San Diego Extended Studies(旧UCSD Extension)。[https://extendedstudies.ucsd.edu/]
ここは、社会人向けの実践的なプログラムや語学コースが充実しており、キャリアアップやスキルチェンジを目指す人にも人気の高い学校です。
当時の私は日本で在宅ワークをしていましたが、「英語を教える資格が欲しい」「スキルアップがしたい」という思いから、TEFL(Teaching English as a Foreign Language)コースを受講するため留学を決意。
短期ではなく、本格的に現地で学ぶためにはF-1ビザが必要だったため、申請を行いました。
社会人留学の場合、学生ビザとはいえ「今さら学校に行くの?」と思われることもありますが、アメリカでは年齢や経歴に関係なく新たに学び直す人が多く、ビザ面接でもその動機をしっかり説明できれば問題ありません。
実際に、私のクラスメイトの中には日本で英語教師の資格を持っている方が多く、スキルアップのために留学をしたと言っていました。
その他にも中国や韓国、UC San Diegoの在学生もこのコースを受講していたので、多種多様な国籍のクラスメイトと一緒に学ぶことができました。
F-1ビザ申請に必要な条件
まず、F-1ビザを申請するためには、単に「アメリカで勉強したい」という気持ちだけでなく、明確な目的といくつかの基本条件を満たす必要があります。
ここでは、社会人が申請する場合にも重要なポイントを含めて解説します。
1.SEVP認定校への入学許可(I-20フォームの取得)
F-1ビザの申請には、まずSEVP(Student and Exchange Visitor Program)認定校からの入学許可が必須です。
この認定を受けた学校のみが、I-20という公式書類を発行できます。
私が留学したUC San Diego Extended StudiesもSEVP認定校であり、社会人や短期プログラム向けのI-20を発行してくれます。
I-20には、入学日・プログラム期間・必要な費用などが明記されており、この書類がないとF-1ビザの申請自体ができません。
2.留学資金の証明(Financial Support Document)
F-1ビザ申請では、「アメリカ滞在中の学費と生活費を十分に賄えるか」を証明する必要があります。
具体的には以下のような書類を提出します:
- 銀行の残高証明書(英文)
- スポンサー(家族や雇用主など)のサポートレター
- 奨学金証明(ある場合)
自分名義の預金を使う場合は、安定した収入と貯蓄履歴を見せることで信頼性が高まります。
配偶者や家族のサポートを受ける場合は、その人との関係を示す書類(結婚証明書など)を添えるとスムーズです。
3.学業目的と帰国意志の明確化
F-1ビザ面接では、「なぜ今、アメリカで学ぶのか?」という質問が必ずあります。
F-1ビザは「一時的な滞在を前提とした非移民ビザ」なので、留学後に何をしたいのか、どんなキャリアプランがあるのかを明確に説明できることが大切です。
社会人留学の場合は、たとえば:
- 「英語を活かしてグローバルな仕事にステップアップしたい」
- 「専門知識を学び、日本でキャリアを発展させたい」
といった現実的で前向きな目的を伝えると好印象です。
4.英語力と在学意思の確認
語学学校や大学付属プログラムでは、英語力が一定レベルに達していなくても申請可能ですが、本気で通う意思があることを示す必要があります。
TOEFLやIELTSのスコア提出を求める学校もありますが、UCSD Extended Studiesのように英語力に応じてクラスを振り分ける制度を採用しているところも多いです。
このように、F-1ビザ申請には「学校」「資金」「目的」の3つの柱が欠かせません。
社会人の場合も学生と同じ条件で申請できますが、キャリアや動機を明確に語ることが合否を左右する重要なポイントになります。
F-1ビザ取得までの申請の流れ
F-1ビザの申請は、一見複雑に見えますが、流れを理解して準備すればスムーズに進められます。
ここでは、私がUC San Diego Extended Studiesに社会人留学する際に実際に行った手順をもとに、基本の流れを紹介します。
Step 1:学校からI-20フォームを受け取る
まずは、SEVP認定校(I-20発行校)への入学手続きを完了します。
学校から合格通知をもらうと、入学書類と一緒に 「Form I-20」 という留学資格証明書が発行されます。
このI-20には:
- あなたの基本情報(名前・生年月日・国籍)
- 学校情報・専攻・プログラム期間
- 学費・生活費の見積もり
- SEVIS番号(Fビザ管理番号)
が記載されています
この書類は、ビザ申請の中心になる大切な書類です。
誤字や日付の間違いがあると面接でトラブルになるので、受け取ったら必ず内容をすぐに確認しましょう。
Step 2:SEVIS費用(I-901)の支払い
I-20に記載されているSEVIS番号を使い、SEVIS I-901 Fee(学生ビザ管理費)をオンラインで支払います。
公式サイト[https://www.fmjfee.com/i901fee/index.htm]から支払い可能で、クレジットカードで簡単に決済できます。
支払い後に届く「I-901支払い確認書」は、面接時に必ず提出が必要です。
印刷して、他の書類と一緒に保管しておきましょう。
Step 3:オンラインでDS-160フォームを入力
次に、アメリカビザ共通のオンライン申請フォーム「DS-160」を入力します。
申請サイト:[https://ceac.state.gov/ceac/]
このフォームでは:
- 個人情報(パスポート情報、住所など)
- 学校・プログラム情報(I-20の内容と一致させる)
- 渡航履歴や家族情報
などを入力します。
入力内容はI-20と完全に一致している必要があります。特に名前のスペルや生年月日、学校名の誤りは審査遅延の原因になります。
Step 4:ビザ申請料金の支払い
DS-160を提出した後、ビザ申請料(現在は$185)を支払います。
支払い方法は、クレジットカードや指定銀行での振込が可能です。支払い完了後、面接予約ページへのアクセスが可能になります。
Step 5:面接予約(大使館または領事館)
日本でのF-1ビザ面接は、東京のアメリカ大使館または大阪・福岡・札幌・那覇の各領事館で受けられます。(私は東京の大使館で面接を行いました)
予約時には:
- DS-160確認ページ
- SEVIS支払い証明書
- I-20原本をアップロードまたは番号入力します。
特に夏〜秋の留学シーズンは予約が埋まりやすいので、I-20が届いたら早めに面接日を確保するのがおすすめです。
Step 6:面接当日の流れ
面接では、書類確認のあとに短い口頭質問があります。
質問内容は人によりますが、よく聞かれるのは以下のようなものです:
- 「なぜこの学校を選びましたか?」
- 「どんな勉強をしますか?」
- 「留学費用は誰が負担しますか?」
- 「卒業後はどうする予定ですか?」
面接官は「不正入国や不法就労をしないか」を見ているので、落ち着いて正直に答えれば大丈夫です。
社会人留学の場合は、「キャリアアップ」「語学と専門スキルの習得」といった目的を明確に伝えると良い印象になります。
Step 7:ビザの発行と受け取り
面接が終わり、問題がなければ数日〜1週間ほどでビザ付きパスポートが返送されます。
ビザのステッカー(VISA FOIL)には、名前・ビザ種類・有効期限などが記載されています。
受け取ったら誤りがないか必ず確認し、出発まで大切に保管しましょう。
慣れない英文書類やオンラインフォームに戸惑うこともありますが、もしわからないことがあれば、学校の国際学生オフィス(International Student Office)もサポートをしてくれるので、焦らず一つずつ進めれば大丈夫です。
面接でよく聞かれる質問とコツ
F-1ビザ面接は、あなたが「本当に留学を目的として渡航するのか」を確認するための大切なステップです。
質問はシンプルですが、受け答えの内容と態度から「信頼できる申請者かどうか」を判断されます。
ここでは、私が実際に受けた質問と、その時に意識したポイントを紹介します。
よく聞かれる3つの質問と答え方のコツ:「なぜこの学校を選んだのか?」

なぜこの学校を選んだんですか?
この質問の回答時のポイントは、学ぶ目的と学校の特徴を結びつけて話すことです。
例えば:
「社会人として実践的に英語を使う機会を増やしたかったので、ビジネス英語とキャリア開発に強いUC San Diego Extended Studiesを選びました。」
学校の特徴(立地・プログラム内容)を具体的に挙げると説得力が増します。
私の場合、TEFL(Teaching English as a Foreign Language)を暗記し、コースの内容を英語で説明できるよう準備しました。
また翻訳・通訳のお仕事に携わっていたので、英語の基礎をもう一度見直してキャリアアップにもつなげたいということも回答に入れました。
よく聞かれる3つの質問と答え方のコツ:「卒業後はどうする予定ですか?」

卒業後はどうする予定ですか?
この質問の回答時のポイントは、留学の目的と帰国後の展望を一貫させることです。
例えば:
「プログラムで学んだ英語と専門スキルを、日本でのキャリアに活かしたいと考えています。」
F-1ビザは「一時的滞在を前提とした非移民ビザ」なので、留学後の明確な計画を伝えることが大切です。
「将来は永住したい」「アメリカで働きたい」といった発言は避け、学び→帰国→活用という流れを意識して答えると安心です。
私はTEFLコースだけの受講を視野に入れていたので、コース終了後は日本に帰国するという計画を面接官に伝えました。
よく聞かれる3つの質問と答え方のコツ:「誰が学費を負担しますか」

誰が学費を負担しますか?
この質問の回答時のポイントは、資金の出どころを明確に、曖昧にしないことです。
例えば:
「学費と生活費は自分の貯蓄から支払います。」
「一部は家族のサポートを受けています。」
提出した銀行残高証明やサポートレターと一致する説明をすることが重要です。数字や関係性に食い違いがあると、不信感を持たれることがあるので注意しましょう。
面接の服装・持ち物・当日の流れ
私が面接を受けたのは、一泊二日での東京滞在中でした。
宿泊していたホテルから出る際、携帯電話や電子機器はホテルに置いていき、必要な書類だけを持参しました。
大使館内はセキュリティが厳しく、携帯電話や電子機器の持ち込みは一切禁止されているため、荷物は最小限が安心です。(最寄駅のロッカーなどの利用もおすすめです)
一番悩んだ服装は、スーツではなく、きれいめのセミカジュアル(ジャケット+シンプルな服装)で行きました。
そして持ち物は、パスポート、I-20、SEVIS支払い確認書、DS-160確認ページ、残高証明書、入学許可レターなど、必要書類のみをクリアファイルにまとめて持参しました。
面接自体は数分程度で、質問は英語で簡潔に行われました。この日は平日だったため、待ち時間も少なかったです。
私を担当した面接官の方は少し年配の男性で、質問の受け答えが終わると:

Good luck!
と言ってくれて、親切な面接官に当たったんだと実感しました。
緊張しましたが、事前に想定問答を整理しておいたおかげで落ち着いて答えられました。
私のF-1ビザ申請タイムライン(実体験)
実際に、私がUC San Diego Extended Studiesへの社会人留学を準備した際の、F-1ビザ申請から渡米までの実際のスケジュールを紹介します。
社会人として仕事や家庭の都合を調整しながら進めたため、同じように準備を進める方の参考になると思います。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 【2022年10月中旬】 | 2023年1月入学を目指してアプリケーション(出願)準備を開始。必要書類(パスポート、最終学歴証明、資金証明、英語スコアなど)をそろえ始める。 |
| 【2022年10月20日】 | UC San Diego Extended Studies にアプリケーションを正式提出。 |
| 【2022年11月1日】 | 出願が承認される。 ただし、以前取得したTOEFLスコアが有効期限切れだったため、DUOLINGO英語テストを新たに受験・提出することに。 |
| 【2022年11月7日】 | Accept Letter(合格通知) がメールで届く。これにより、正式に入学が確定。I-20の発行準備へ進む。 |
| 【2022年12月2日】 | F-1ビザ申請(DS-160フォーム提出・SEVIS I-901費用支払い)を完了。ビザ面接の予約を確定。 |
| 【2022年12月7日】 | アメリカ大使館でのビザ面接。 面接官から学業目的や留学後の計画について質問を受ける。 |
| 【2022年12月10日】 | 「集荷準備完了(パスポート返送)」のメールが届き、ビザ承認を確認。 |
| 【2022年12月12日】 | ビザ付きパスポートが自宅に到着。 その後すぐに授業料を支払い、UCSD Extended Studiesの入学手続きを完了。 |
| 【2022年12月18日】 | アメリカへ渡米。 サンディエゴに到着し、UCSD Extended Studiesでの新しい留学生活をスタート。 |
10月中旬〜12月中旬の2ヶ月間は、書類提出・英語テストの再受験・面接準備と慌ただしい時期でした。
もともとアメリカの留学経験と日本の大学の学士号を持っていましたが、英語スコアの有効期限切れにより追加テスト(DUOLINGO)が必要になったことで、少し時間が延びました。
それでも、11月初旬に合格通知が届いてから約1か月半後にビザ取得・渡米できたのは、早めに準備を始めたおかげです。
社会人留学の場合は、仕事や家庭のスケジュールも考慮する必要があるため、少なくとも3か月前から動くのがおすすめです。
まとめ
社会人としてのF-1ビザ申請は、仕事や家庭との両立、書類準備、英語スコアの提出など、決して簡単ではありません。
それでも、早めの準備と正確な手続きを心がければ、必ず実現できます。
UC San Diego Extended Studiesのように、社会人でも学び直せる環境は整っています。
留学は「今さら」ではなく、「今だからこそ」できる挑戦。
一歩踏み出せば、あなたにもきっと新しい未来が広がります!


