アメリカ生活で一番予想外だったのは、まさかのER(救急外来)通い。しかも3回!
腎盂腎炎(じんうんじえん)、原因不明の高熱、そして膀胱炎…。
その度に「こんな展開になるなんて…」と思わずにはいられませんでした。
この記事では、ちょっと笑えないけど忘れられない、私のアメリカでのER体験を3つご紹介します。
ERって何?
日本ではあまり聞き馴染みのない「ER」という言葉。
ERは”Emergency Room“の略で、アメリカの病院にある「救急外来」を意味します。
日本の救急外来と似ていますが、アメリカのERは24時間体制で、事故や大病から、ちょっとした体調不良まで幅広く対応してくれるのが特徴です。
ただし、診てもらえる安心感がある一方で、待ち時間が長かったり、費用が高額になったりすることも…。
アメリカ生活では「いざというときはERへ」というのが常識ですが、同時に「医療保険なしで行くのは危険」とも言われています。
腎盂腎炎で初めてのER体験
全身が震えるほどの強い寒気に襲われ、背中の痛みや頭痛、熱っぽさもあり、「これはおかしい」と思って、夜中に近くの小さなERヘ。
ところがその時は症状が一時的におさまっていて、特に検査もされず、痛み止めのような薬を処方され帰されてしまいました。
ところがその後も症状は続き、悪化する一方…
そこで、もっと大きいERを受診し、ようやく詳しい検査をしてもらいました。
診断は…「膀胱炎」が悪化したことによる「腎盂腎炎」。
病名を告げられた時は、あの強烈な寒気と痛みの正体が分かりホッとしましたが、それと同時に命に関わる可能性があったことを知り、ゾッとしました。
アメリカで初めて「救急外来に命を救われた」と実感した瞬間でした。
三日間続いた高熱
それはある日突然、37.8度の高熱が三日間続いたことから始まりました…。
私は普段から平熱が35.5~36度と低めなので、37度を超えると一気に体が重くなり、何もできなくなってしまいます。
当時は学校に通っていたこともあり、「長く休むわけにはいかない」という焦りもありました。
ところが今回は発熱以外に、咳や鼻水などの風邪症状もなく、熱だけが続くという不思議な状況。
どんなに休んでも改善せず、ついにERに行くことにしました。
そこで、コロナ やインフルエンザの検査を受けましたが、結果はどちらも陰性。点滴をしてもらっただけで、帰されてしまいました。
後日、ナースから電話があり、「尿検査で少し膀胱炎の反応が出ていた」と知らされました。
私は膀胱炎体質で、これまでも繰り返すことはあったものの、熱が出るほど悪化したことはありませんでした。
まさか膀胱炎が原因で高熱が続くとは思っておらず、体のつらさと予想外の診断に驚いた2度目のER体験でした。
妊娠初期に寒気と背中の痛みがあった時
妊娠がわかっていた時期、背中の痛みと寒気が再び襲ってきました。
妊娠初期ということもあり、少しの体調変化でも心配になってしまったのです。
「また腎盂腎炎かも」と不安になり、すぐにERヘ向かいました。
診察の結果、原因は膀胱炎でした。(また!?)
薬を処方してもらい、やっと安心できました。
この時初めて膀胱の状態を確認するためにウルトラサウンド(エコー)検査を受け、同時に赤ちゃんの様子も確認することができました!
痛みと不安の中で見た小さな命の存在は、今でも忘れられない3度目のER受診の思い出です。
膀胱炎との戦い
3度のER体験全てに登場したのが「膀胱炎」…。
「膀胱炎」は再発しやすい疾患で、一度かかると慢性的に繰り返すことがあります。
妊娠中はホルモンバランスの変化や子宮による膀胱圧迫などで、膀胱炎のリスクがさらに高まるのです。
私も妊娠中を含め、何度も膀胱炎を経験しました…。(もうかかりたくない…)
そんな中、知り合いに教えてもらったのがAZOのクランベリーサプリメント。
私の場合、このサプリでのおかげで、膀胱炎フリー生活を手に入れました!(飲み続けないとダメだよ!)
日常生活の中で無理なく続けられる工夫として、今では欠かせないアイテムになっています。
まとめ
アメリカで3度ERにかかった体験は、私にとって忘れられない出来事です。
この経験を通して、体調変化を見逃さず早めに受診する大切さを実感しました。
- 体調変化は早めにチェック
- 医療体制を把握しておく
- 日常での予防も大切
体調を崩さないことが一番ですが、いざという時はためらわずにERに駆け込む勇気も忘れないでくださいね。